ヤンウィズ

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ホームレスと話したことあります?道頓堀で有名なホームレスと話してわかったこと

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こんにちは、ショーン(@s3am0763)です。

みなさんはホームレスの方と話したことがありますか?

彼らの現状をどこまで理解しているでしょうか?

今回は道頓堀でホームレスの方とお話してきました。

この方は3年前から道頓堀でもグリコの看板の写真が撮れることで有名なえびす橋で、ここを通る人からわずかなお金をもらって生活しているそうです。

ココ↓↓

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*えびす橋で出会ったので一応名前をえびすさんとしておきます。

 

ぼくは今まで「ちゃんと働かないからホームレスになるんだろ」と冷ややかな目で彼らのことを見ていました。

 

しかし今では、話をした中で普通に生きている僕らにもホームレスになる可能性が十分あることを知りその考えは少し変わっています。

 

彼らが何を考え生きているのか、そのリアルを聞いてきました。

最後まで読んで、大切なことに一人でも多くの方が気づいてくださると幸いです。

*えびすさん「」、ぼく「黒」

 
 

家があることは本当に幸せなこと

f:id:yoshidashuan:20160519195257j:imageお仕事をしようと思わないのですか?

 

f:id:yoshidashuan:20160519195309j:image仕事なぁ…仕事があればやりたいんやけどな。

 

最初にぼくがえびすさんに投げかけた質問です。

「乞食みたいなことやってないで働けよ!」

たぶんこれが世間一般的なホームレスに対する意見だと思います。

働いてないことに一番の問題があることはどう見てもあきらか。

ただ、それはホームレスの現状がわからない人の声だとぼくはえびすさんの話を聞いて思いました。

 

仕事を始める上で必要なものに履歴書というものがあるのは皆さんもお分かりでしょう。

そう、履歴書…

どのお仕事をするときも、履歴書は必ず持っていかないといけません。

そしてえびすさんの様なホームレスの人には履歴書が書けないのです。

住所がないから…。
 

もしかするとぼくらが見ているホームレスは思っているよりも現状を打破するのは難しいのかもしれません。

 
 

家がなくなるという現実

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えびすさんは5年前まである会社のサラリーマンでした。

しかし、リーマンショックで会社をクビになったことがすべての始まりだったと言います。

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageあのころはな、本当に不運が重なった。俺は結婚もしてなかったし、独り身でサラリーマンをやっとったんよ。

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195257j:imageサラリーマンに戻ろうと思わなかったのですか?

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageクビになったのとほぼ同時期に親が亡くなり全てが変わった。親に借金があってな。そんでぜーんぶ差し押さえ!!家も売ってこのザマ。

 

ぼくはいろいろと考えてみましたが、そういった状況に陥った時の解決策は何一つ思いつきませんでした。

ここでわかることは、ホームレスの方がみな自分だけの責任でこういった状態に追い込まれているわけではないということ。

そしてえびすさんに起こったことは、誰にでも起きる可能性があるとぼくは感じました。

 
 

情報を得るにもインターネットが使えない

f:id:yoshidashuan:20160519195257j:imageえびすさんタバコ吸います?

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:image吸いたいけど金がないんだなこれが…

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195257j:image…どうぞ。

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageお、兄ちゃんありがとな。

 

とりあえず2人で一服しながらぼくは気になることを質問してみました。

 f:id:yoshidashuan:20160519195257j:imageえびすさんは携帯電話とかって今持っていますか?

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageもってないよー

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195257j:image連絡とかどうしてるのですか?

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageうーん、独り身だし連絡とる相手いねぇからな~。

 

えびすさんはそれほど気にしてないみたいですが、現代の日本社会において携帯電話、とくにスマートフォンは必須。

まず先ほどの住所と同じように履歴書に連絡先を書く欄がうめられないことは大きな障害です。

 

また、履歴書なしでも雇ってもらえる仕事を探そうにもインターネットが使えないので情報が入ってこないという点で、ものすごく不利。

ホームレスの方は現状を変えるために情報を得ること自体が困難なのです。

 

どうでしょう、家がないこと、情報を得る手段がないこと、この2つが欠けるだけで誰しもホームレスから抜け出せなくなると思いませんか?

 
 

日本のホームレスの現状

 国の調査では日本のホームレス数は6541人と発表されています。

その数は下のグラフでも見てわかる通り年々減少傾向にあるそうです。

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ただし…

これはあくまで国の出している統計。

実際は東京だけでもホームレスの数は5000人以上いると考えられています。

 

つまり国の調査ではホームレスの現状は把握できません。

なぜ国の調査では現状の把握ができないのでしょうか?

理由は次の通りです。

 

 

全国各地の福祉事務所職員らが昼間、管内を巡回し、ホームレスか否かを”主観”で判断して計測している。カプセルホテル、ネットカフェやマンガ喫茶、ビデオボックスなどが全国各地に普及している。その中で、シャワーも浴びられるし、ヒゲを剃ることもできる。要するに、もはやホームレスであることに誰も気づかないし、見分けなどつきにくい。''目視ではホームレス数など把握できない''

(引用)http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujitatakanori/20150430-00045277/

 

えびすさんも毎日、宿泊先が1000円と格安になる0時までしか道頓堀にはいないそうです。

もし、こういったサービスを利用している方がホームレスと認知されていなかった場合、日本には今の倍近くのホームレスが存在してもおかしくはありません。

 

事実えびすさんも「外で寝てる人の方が珍しい」と言っていました。

 

こうしたことを踏まえると、日本のホームレスの現状で1番の問題は認知されなくなっていることだと言えるのではないでしょうか。

 

 

最後に…

別れ際に、ぼくはえびすさんに最後の質問をしました。

 f:id:yoshidashuan:20160519195257j:imageなにが1番辛いですか?

 

 f:id:yoshidashuan:20160519195309j:imageうーん、辛いことはいっぱいあるしな。自分のせいだからなんとも言えねえけど、やっぱりみて見ぬふりされるのが3年間たった今でもこたえるよな。

 

この言葉を聞いた時、本当に人間にとって1番辛いことは人からの無関心だと改めて思いました。

 

昨今ホームレスが認知されなくなっているのは、日本の社会全体がホームレスの存在を認めず、多くの人が彼らに無関心になっているあらわれではないでしょうか?

 

しかし事実として、えびすさんは道頓堀の橋で毎晩座っています。

そしてその様に日々の生活に苦しんでいる人は日本中にいるのです。

 

ぼくがえびすさんとのお話でわかったことは、ホームレスという存在を認知しようとしなくなっていた自分の存在でした。

 

みなさんは道端で寝ている人や、お金を求めてくる人を見たときになにを思いますか?

意識の外に追いやろうとしてきませんでしたか?

 

もしかすると、その様な1人1人の意識がホームレス問題を深刻化させるひとつの要因になっているのかもしれません。

少しでもいいので、彼らの存在を認知してみて下さい。

1人1人の意識がホームレス問題の解決につながるとぼくは感じます。

 

 

それではこの辺で、ウェッサイ!!