ヤンウィズ

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ヒトラーが演説で使った人心掌握術。人に伝わる話し方とは何か?

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こんにちは、ショーンです。アドルフ・ヒトラーってご存知でしょうか?第二次世界大戦当時、ドイツ総督だった人物です。

彼は少数野党であったナチス党を率い、たった10年ほどでドイツの第1政党へとの仕上がりました。彼の演説は人々の心を掴む力があったと言われています。

 

こういった伝える力が日本人には足りません。

日本社会の中で小さくまとまるのではなく、ひとりひとりが自分の主張をはっきりと伝えることが、今後衰退する恐れのある日本社会にとっては重要です。社会を少しでも動かすことのできる力強い日本人となるために、過去の偉人から学べることがあるのではないでしょうか?

人心掌握術を用いたヒトラーの演説方法

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ヒトラーの演説にはいくつかの心理学的な人心掌握術が使われています。演説はだらだらと自分の言いたいことを話しているだけでは意味がないという内容が彼の著書には書いてありました。

 

この著書「我が闘争」はヒトラーが捕まっていた刑務所の中で書かれました。彼は人に伝わりやすい喋りの研究を刑務所内で続けていたのでしょう。

 

今の日本人は人に伝えるということが苦手です。日本人の苦手な「伝える」のヒントになると思い、ヒトラーの使った人に伝える演説のポイントをまとめました。

 

 

抑揚をつけて話す

まずヒトラーの演説で注目したいことは、最初聴衆が自分の話を聞くまでは沈黙を続けること。聴衆の話し声が大きなうちは、何分間も沈黙を続けます。

聴衆が聞く姿勢を持つまでは聴衆を焦らしてでも壇上で沈黙を続けることで、自分の言葉がストレートに相手の気持ちを動かすとヒトラーは考えていたのではないでしょうか。

 

また、ヒトラーの演説には極端な抑揚がありまた。

すごく柔らかく、ゆっくりとした口調で話し始めたかと思うと、後半の大切な部分では聴衆を煽るように徐々に勢いをつけて話すのです。

 

演説動画を見ているとわかるのですが、彼は論理的な説明をしている時は穏やかな口調で、人々の感情に訴えかける内容のときは激しい口調になっていました。

特に演説のクライマックスは、感情的な言葉を大げさに伝えています。

 

現在の危機的状況においても、我々は不変の意志と犠牲心によって、この困難と危機を乗り切るであろう。この戦争は、ソ連が勝利するのではない。1500年来ヨーロッパの東の境界を守ってきた大ドイツ帝国、これから先も、ヨーロッパの先頭に立つ大ドイツ帝国こそが勝利するのである

 

文字にすれば実現性のなさそうな言葉も、ヒトラーの抑揚をつけた喋りの中では実現するものに感じるのでしょう。

 

 

演説中はポイントを絞って繰り返す

ヒトラーは著書「我が闘争」の中でこんな言葉を言っています。

大衆はなかなか理解せず、すぐに忘れてしまう。ポイントを絞ってひたすら繰り返すことで大衆の心に響くのである。

 

ヒトラーが繰り返し話す内容は、この演説中に最も伝えたいことです。しかもそれは常にシンプル。

彼がよく繰り返した内容は、大国ドイツの復活とゲルマン民族の優秀さについてです。

 

伝えることが苦手な人は、会話中に言葉を変えながら同じような内容を繰り返し伝え続けるといいでしょう。その時に押さえておきたいことは、話を始める前になにを相手に伝えたいのか自分の中で整理しておくこと。

相手が「もうわかったから」と感じるギリギリのところまで、繰り返し伝えることで相手の潜在意識に自分の伝えたかった内容が刷り込まれることでしょう。

 

 

聴衆を大げさに褒める

聴衆を大げさに褒めることはヒトラーのよく使う演説ポイントの1つです。彼の使う褒める技術はただ褒めるだけではありません。

 

必ず一度相手を落としてから持ち上げる方法をとっているのです。これは心理学の恋愛工学を応用したもの。

人間は一度落とされると無意識にへこみます。しかしそこで落とした以上にもって持ち上げることで、無意識にその人の話に陶酔するのでしょう。

 

今、君たちはクズだ→しかし昔、ゲルマン民族は世界一優秀な民族だった→我々にはその血が流れており、ゲルマン魂と彼らの底力を受け継いでいる→民衆よ我と共に立ち上がれ!! 

 

正直論理的では全くない考えです。ただ、これに聴衆が陶酔するのは心理学による人心掌握の賜物でしょう。

 

 

人が演説を受け取りやすい環境を整える 

 ヒトラーは演説の時の環境を整えることにも抜かりはありませんでした。

例えば、現在コンサートなどで使われている音響技術は当時のナチスが考え出した技術が基礎となっていると言われています。演説前にあえて不快な音を流すなど、様々な音響による聴衆誘導を行なっていました。

 

他にもさくらを通常以上に会場に動員し、演説会場を盛り上げることで聴衆にナチスの影響力とヒトラーの演説に引き込まれる環境を作っていたと考えられています。

 

こういった細かい努力を惜しまずやることで、伝える力を増強させていたのでしょう。

会話やプレゼンなどでもこう言った環境に気を使うことは決して抜かりがあってはいけません。会話では話しをする場所によって相手が感じるものは変わってきますし、プレゼンでも立ち位置などが非常に重要となってきます。

 

ヒトラーのそういった環境への意識は、アップル社を作ったスティーブ・ジョブズとも共通点があると言えるでしょう。

何か大事を成し遂げる人は、細かいところまで抜かりないのです。

 

 

ヒトラーの名言

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ドイツ国民に対して

私は全ドイツ人に義務を全うするよう期待する。また必要ならいかなる犠牲も払うよう期待する。

 

 

ドイツ軍に対して

私の後に続き、諸君が世界へと踏み出すときが来た。すべてを任務に捧げ、休息以外はなにも望むな。平和以外はなにも望むな。

 

 

ユダヤ人に対して

金融界を独占するユダヤ人は、ドイツ経済の破壊を企んでいる。寄生虫であるユダヤ人は、若いブロンド娘を辱め、かけがえのない優秀な血を汚し続けているのだ。先の大戦でドイツが敗れたのは我々ドイツ人の血の純血が守れなかったからである。戦争にはいる前に我々はユダヤ人を毒ガスで殺してさえおけば、かくのごとき。

 

 

条例に対する独自の見解

条例が有効なのは私にとって有益な間だけ。

 

 

国民から信頼されるために

ナポレオンの失脚の理由は、彼が皇帝になったことだ。もし私が黄金の馬車に乗れば国民は私を信頼しない。

 

 

人種についての独自の見解

あらゆる世界史的事件は、良かれ悪しかれ、すべての人種の自己保存本能の表現である。

 

 

大衆誘導の方法論

大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。なぜなら、彼らは小さな嘘は自分でもつくが、大きな嘘は怖くてつけないからだ。

 

 

天才とは

天才の一瞬の閃きは、凡人の一生に勝る。

 

 

死について

死が苦しいのは一瞬だけである、なぜ人はその一瞬を耐えられないのか?

 

 

民衆について

民衆がものを考えないということは、支配者にとっては実に幸運なことだ。

 

 

最後にヒトラーの演説の迫力を体感してみてください

www.youtube.com

本当に迫力のある演説です。

言っていることは問題があったり、大げさなことだったりしていますが、ヒトラーの口にかかれば聴衆は陶酔しています。

これぞまさに人心掌握の極み!動画を見ているぼくらも引き込まれるような力がありました。

ヒトラーのようにとは言いませんが、日本人ももう少し自信をもって個人の主張を通して欲しいものです。

 

 

アディオス!